どうも、grandです。
今回は、WCS2024で使用した構築についてその経緯とともに紹介します。
構築パワーを維持しつつ、環境に多い構築を強く意識し安定して勝率を出せるよう構築を組む事ができました。
このルールに対する自分の考察を詰めこんだ記事になりましたので、最後までお付き合い頂けると幸いです。

長い記事になりますので、適宜目次をご活用ください。
個体紹介
バドレックス(はくばじょうのすがた)
特性:じんばいったい
持ち物:クリアチャーム
テラスタイプ:ドラゴン
ゆうかん 207(252)-226(164)-170-×-162(92)-49(個体値0)
ブリザードランス/10まんばりき/トリックルーム/まもる
Calyrex-Ice @ Clear Amulet
Ability: As One (Glastrier)
Tera Type: Dragon
EVs: 252 HP / 164 Atk / 92 SpD
Brave Nature
IVs: 0 Spe
- Glacial Lance
- High Horsepower
- Trick Room
- Protect
ハバタクカミ
特性:こだいかっせい
持ち物:いのちのたま
テラスタイプ:フェアリー
おくびょう 132(12)-×-75-186(244)-155-205(252)
マジカルシャイン/シャドーボール/ムーンフォース/まもる
Flutter Mane @ Life Orb
Ability: Protosynthesis
Tera Type: Fairy
EVs: 12 HP / 244 SpA / 252 Spe
Timid Nature
IVs: 0 Atk
- Dazzling Gleam
- Shadow Ball
- Moonblast
- Protect
ウーラオス(れんげきのかた)
特性:ふかしのこぶし
持ち物:きあいのタスキ
テラスタイプ:ステラ
ようき 175-182(252)-120-×-81(4)-163(252)
すいりゅうれんだ/インファイト/アクアジェット/みきり
Urshifu-Rapid-Strike @ Focus Sash
Ability: Unseen Fist
Tera Type: Stellar
EVs: 252 Atk / 4 SpD / 252 Spe
Jolly Nature
- Surging Strikes
- Close Combat
- Aqua Jet
- Detect
オーガポン(いしずえのめん)
特性:がんじょう/おもかげやどし
持ち物:いしずえのめん
テラスタイプ:いわ
ようき 156(4)-172(252)-104-×-116-178(252)
ツタこんぼう/パワーウィップ/このゆびとまれ/ニードルガード
Ogerpon-Cornerstone (F) @ Cornerstone Mask
Ability: Sturdy
Tera Type: Rock
EVs: 4 HP / 252 Atk / 252 Spe
Jolly Nature
- Ivy Cudgel
- Power Whip
- Follow Me
- Spiky Shield
リキキリン
特性:テイルアーマー
持ち物:ゴツゴツメット
テラスタイプ:あく
ずぶとい 226(244)-×-123(172)-130-102(92)-78(個体値26)
サイコキネシス/イカサマ/てだすけ/トリックルーム
Farigiraf @ Rocky Helmet
Ability: Armor Tail
Tera Type: Dark
EVs: 244 HP / 172 Def / 92 SpD
Bold Nature
IVs: 0 Atk / 26 Spe
- Psychic
- Foul Play
- Helping Hand
- Trick Room
コータス
特性:ひでり
持ち物:もくたん
テラスタイプ:ほのお
れいせい 177(252)-×-160-150(252)-91(4)-22(個体値0)
ふんか/ねっぷう/てだすけ/まもる
Torkoal @ Charcoal
Ability: Drought
Level: 50
Tera Type: Fire
EVs: 252 HP / 252 SpA / 4 SpD
Quiet Nature
IVs: 0 Atk / 0 Spe
- Eruption
- Heat Wave
- Helping Hand
- Protect
構築経緯
(0)構築作成の軸
伝説1体ルールでは、伝説同士の相性による構築全体の有利不利が決まってしまうこともあり、全てにおいてバランスよく勝率を高めることが難しいと感じていました。
一方で、WCSという強豪プレイヤーのみが集まる舞台において、プレイングで勝る自信のない自分が持っていく構築としては環境に多い構築に対して不利だと感じることがあっては絶対にいけないと考えていました。同様に、パワーの低い構築を持っていくとそれだけ繊細かつ綿密な展開を毎試合要求されるため、構築パワーはできるだけ高くしておきたい気持ちもありました。
そのため、今大会に向けた構築作りの目標を「環境トップメタ伝説にかなり厚く対策しつつパワーを落とさないメタ構築」としました。トップメタから外れた伝説・構築に対しては勝率が落ちてしまう可能性はあるものの、それ以上に環境で強い構築群に対して強気に立ち回れることの方が全体勝率は上がると考えたからです。
環境に最も多い伝説ポケモンは黒バドレックス・白バドレックス・ミライドンの3体ですが、それぞれ圧倒的なパワーと構築バランスによって安易な対策を許さないため、自分が使うためにもそれぞれの対応方法を学ぶためにもこの3体を中心に考察を始めました。
この3体のうち、技や数値、特性による性能が頭一つ抜けて強いと感じたのが黒バド・白バドでした。強力な全体技をもって圧力をかけられる点が自分の好みであったことも大きいです。
また一方で、上記3体以外の伝説についても考察を行いましたが、構築パワーが劣っていたりどうしても対応できない構築・並び等が生まれてしまうところが気になってしまったため、WCSに持ち込む判断はできませんでした。
黒バド・白バドを使うにあたって、安定した勝率を出すためにはそれぞれ以下のような課題を解決する必要があると考えていました。
●黒バド構築…ミラーと他伝説のバランス![]()
黒バドミラーについてはWCS前に様々な考察が行われ環境が進んだと感じました。ノーマルや悪テラスによってアストラルビットおよびエスパー技を受けなくして優位に展開できるようにする等が一例です。その他技構成や並びで様々な工夫が見られました。
一方で、ミラーに寄せていくとミライドン等他伝説への対応が疎かになってしまいます。全てに対応した構築は存在しない以上仕方のないことではありますが、本番の分布が不明かつどちらも数が多いため、当日の噛み合いやプレイングスキル、運による勝負になってしまうと感じました。この状況では構築の強さで周りのプレイヤーから抜きん出ることは難しいと考えたため、”汎用性を落とさずミラーに強い”と言えるような構築の形成が求められました。
●白バド構築…対黒バドについて![]()
白バドレックス構築については、前提として黒バドレックスに弱いという性質があります。これは白バド側が一方的にテラスタルを切る必要があるが黒バドに対してはテラス要求もできない上に1発で倒せないこと、さらにトリル展開に対して1ターン自由に動かせる猶予を与えてしまい、積み技を簡単に使用できる点が主な原因です。テンプレになっている取り巻きのウーラゴリラライコ辺りも、対黒バドではほとんど機能しないため従来の構築群では全て黒バドに不利と言わざるを得ません。
トップメタである黒バドに対して不利な構築を大会に持ち込むのは判断として間違っていると考えていたので、黒バドに対して”有利である”と言い切れるような新たな構築タイプの形成が求められました。
以上の2つの要求をどちらか成立させることで自分が自信を持ってWCSに持ち込める構築になると考えたため、このような構築作りを最終目標としました。
(1)黒バドに強い白バド構築
白バド構築において、黒バドに対してトリルを貼ること自体はそこまで難しくなく、ノーマルタイプでアストラルビットを無効にできるトリル役が別にいれば簡単に展開自体は可能です。その上で、トリルアタッカーと並べることで猫騙しによる行動阻止・トリルターン消費を許さないリキキリンが真っ先にトリル役の候補になりました。
一方で、黒バド構築はトリル対策としてモロバレルやピッピを採用していることが多く、これらの対策を乗り越えて初めて、「トリル展開で黒バドに勝てる」と言えるため要求が高かったです。
特にピッピは、この指とフレンドガードでトリル下でも簡単に黒バドの行動回数を確保できてしまいます。トリルを貼るターンに悪巧みを積まれることを考えると、1ターン動かれるだけでトリルを貼っても勝てる見込みがないと言えます。
ここまでの条件、すなわち「モロバレルに怖がらず動ける」「この指持ちに左右されない全体技で黒バドを倒せる」「ピッピのフレンドガード込みでも押し切れる」という条件を踏まえて、手助け+コータスでなら達成しうると判断しました。
コータスは白バドが処理に時間を要する水ウーラに対する強烈なカウンターになるため相性も悪くありません。また過去レギュレーションの経験上、猫+ウーラで展開する構築はトリルコータス+キリンが厳しいということも印象としてあったため、すぐに採用を決めました。
これにより、黒バド構築に対し取り巻きを含めてもかなり有利であると言える構築の軸を用意することができ、前項での必要条件を満たすことができました。
また、白バド以外にも強力なトリルアタッカーとトリル役を構築に用意することができたため、複数プランでトリル展開に繋げられる点がBo3においても強いと確信しこの3体を軸として構築を組み始めることにしました。
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(2)必要な要素の選定
構築の軸が確定したところで、その他構築に必要な要素を洗い出すことにしました。
以下がその内容です。
〈課題と必要な要素〉
①対ミライドンの安定
-テンプレ構築が多いため、立ち回り含めてプランを確定できそう
※具体的な内容は後項にて考察
②対白バドへのプラン作り
-ミラーではトリル展開が有利に働かない場面も多いため、白バドに対する非トリルでの打点が欲しい
-コータス自体はミラーに強いため、トリルなしの展開でも使用できないか検討する
③白バドコータスに必要な技範囲
-炎・水タイプに対して打点が必要
-特にガオガエン・イーユイが長く盤面にいるとすぐに崩壊してしまうため早期処理手段が必須
④高速アタッカーの選定
-現状トリルに依存しているが、完全にトリルに寄せるとプランがワンパターンになりやすく相手視点で対応も楽になるためスイッチ運用を目指したい
-非トリルで上から動けるアタッカーが必要だが、トリル展開でのパワーに並ぶ出力が欲しい(相手視点での各展開の警戒度に差が生まれてしまうため)
これらに対応する要素を考えつつも手なりで組んだ構築でしばらく練習をしていました。

構築自体のパワーは想定通りで使用感は良く、またコンセプト通り黒バド構築に対する勝率は非常に良かったのですが、その他の伝説に対してはそれなりといった微妙な状態でした。
特に、ミライドン構築はこの頃かなり開拓が進んでおり、対白バドへの構築・立ち回りも煮詰められた環境になりつつあったため勝率が非常に悪くなりました。そこで、課題①であるミライドン構築、特に環境に多かった追い風ミライドン軸に対しての対策を考えることにしました。
(3)ミライドン対策
試行段階で、指役+白バドの並びがミライドン構築に対して安定した初手になり得ることは理解していました。白バドへの攻撃を防げるだけでなく、ボルトチェンジによる再展開プランに対し交代先にブリザードランスを当てる回数が増えることでダメージレースが優位になりやすいためです。
ミライドン側の選出はミライドン+リキキリンorテツノカイナであることが多かったですが、カイナが初手で来た場合にこの指役・白バドに守るがないと初手で猫騙しによる行動択が発生してしまうため、初手のポケモンには守るが必須だと分かります。(眼鏡ミライドンの技確認という点でも重要です)
また、ミライドンの攻撃で指役が倒れてしまうと、この指を選択していてもキリンやカイナの攻撃が白バドに当たってしまい不利になるため、ミライドンに対する指役の行動保障も必要です。
指白バドに対し、ミライドン側は基本的にはボルトチェンジによる再展開を狙う他ありません。
その後の展開と必要な後発ポケモンについても想定してみます。
①初手トリル展開
コータスがいるためトリル下での攻め手は十分あります。ミライドン・カイナに守るがなく、またリキキリンについても守る採用率は低いため、トリルターンを全て攻撃に使える場合はそのまま押し切れます。
これに対するミライドン側の切り返し手段としてはリキキリン水or炎テラス+トリル返し→ミライドン再着地になります。
白バドはある程度削れている想定をするとミライドンの攻撃を耐えられません。また、ミライドンに対してコータスの攻撃1回では大きくは削れません。つまり、この展開の場合には最低でもミライドン(HP7割)+相手ラスト1体をコータス+ラスト1体で相手する必要があります。
ここで最後の1体に求められる要素について確認します。ミライドンにもう一度動かれて倒されると数的不利で負けるため、ミライドンに対して上から動けるor行動保障がある必要があります。また、相手のラストがオーガポン等のこの指役であればミライドンに複数回行動を許してしまう可能性があるため、全体技を持つことが望ましいです。その際、ミライドンにはテラス権が残されていないため、弱点を付けることができれば簡単に処理できそうです。
②非トリルorスイッチ展開
ミライドンが場から離れるため、白バドの行動回数はある程度確保できます。しかし、その場合カイナの処理が遅いため、指役および後発ポケモンにはカイナをある程度削れる、あわよくば倒し切れることが求められます。
また、相手の盤面を崩すと裏からミライドンが再着地します。この状況に備え、盤面を崩すと同時にトリルを貼るスイッチ展開が理想的です。この場合にはテラスミライドンに対してコータス+白バドで押し切れるため問題ありません。
当然スイッチ展開が決められずに再着地することも想定しておく必要があります。この場合にはミライドンがテラス権を残しているため、後発ポケモンにはミライドンに対してテラスに関わらず大きく削れる要素が必要です。これによってスイッチ展開と後発ポケモンでの攻撃の選択を相手に押し付けることが可能であるからです。
ここまでをまとめると、以下の要素が必要だと考えました。
〈この指役〉
・守るの採用
・ミライドンに対する行動保障
・テツノカイナをある程度削れる攻撃性能
〈後発アタッカー〉
・ミライドンと同速以上または行動保障持ち
・ミライドンに対しテラス関係なく大きく削れる攻撃性能
・テツノカイナを大きく削れる攻撃性能
・(可能であれば)全体技持ち
かなり要求値は高いですが、これを揃えることができれば対ミライドンはかなり安定すると考え様々なポケモンを考察しました。そして、これらを満たすポケモンとして岩オーガポンおよび珠ハバタクカミを採用することにしました。
岩オーガポンは特性による行動保障、草技によるカイナの削り性能に加え、蔦棍棒の性質上物理アタッカーでありながらリキキリンに大きく削りを入れられる可能性を秘めています。更に、ミライドン構築に多い水ウーラや炎オーガポンに対しても上から倒しに行ける点がとても強力であるため、ただの指役に留まらない性能と感じたため採用を決めました。![]()
ハバタクカミはミライドンキリンカイナが主軸になっている多くの追い風ミライドン軸に滅法強く、後発アタッカーとしてのスイープ性能がずば抜けていると感じました。合わせて選出するコータスとのシナジーによって安定してミライドンに先制でき、さらに相手側にいる苦手な襷水ウーラの攻撃も晴れによって抑えることができます。
また、先発であってもフェアリーテラス+珠+手助けを合わせたムーンフォースで耐久振りテラスミライドンを上から一発で倒しイージーウィンを狙えるため、上記で考察した指白バド以外の強力なプランも同時に用意することができました。![]()
ここまでの考察により、対ミライドン、特に追い風ミライドン系統に対して複数プランとそれに合わせたポケモンの採用ができたため、ミライドン構築への勝率が飛躍的に上がりました。
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(4)最終調整
ここまである程度構築が固まってきた段階で、改めて(2)項で考察した課題について考え直します。
〈課題と必要な要素(再掲)〉
①対ミライドンの安定
②対白バドへのプラン作り
③白バドコータスに必要な技範囲
④高速アタッカーの選定
①は前項で考察した通りで、それに伴いハバタクカミ・岩オーガポンを採用したため④についても解決できています。特にハバタクカミは、手助けやテラスを合わせることでトリル展開に負けず劣らずの制圧力を発揮するため、④の要素としても完璧に噛み合っています。
②については、岩オーガポン+コータスという選出が、全体技を白バドに一任している構築に対して滅法強いことに気が付き、新たなプランとして考えることができました。ただし、全ての白バド構築に対してこの選出ができるわけではないため、岩オーガポンは白バドに対して打点を持つものの他にも白バド対面で安定するポケモンが欲しいと感じました。
③について、現状では岩オーガポンが炎・水ポケモン両方を、ハバタクカミが水ポケモンを触ることができますが、もう少し炎ポケモンに対して厚くしておきたい気持ちがありました。
特に、ガオガエンや襷イーユイに対する打点は未だ薄いため、ここを意識した採用が必要でした。
以上の要素に当てはまるポケモンは水ウーラオスの他にいません。白バドとの相性の良さは既に使用していたため確認済みであり、構築要素を度外視するのであればウーラオスという最強ポケモンを入れないことに抵抗感しかなかったため、その点でもしっかり必要要素に組み込まれたのは良かったです。![]()
以上で構築6体の並びが完成しました。
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細かい調整やそれに係る考察は個体解説にて説明しています。

個体解説

バドレックス(はくばじょうのすがた)
特性:じんばいったい
持ち物:クリアチャーム
テラスタイプ:ドラゴン
ゆうかん 207(252)-226(164)-170-×-162(92)-49(個体値0)
ブリザードランス/10まんばりき/トリックルーム/まもる
A:ダブルダメージブリザードランスで189-121ミライドン最低乱数以外1発
ダブルダメージブリザードランスで207-111ゴリランダー最低乱数以外1発
特性意識の2n
B:A211テツノカイナEFけたぐり+リキキリンイカサマをテラス時確定耐え
D:C217黒バドレックスダブルダメージ珠アストラルビット最高乱数切り耐え
C205ミライドンEF妖テラスダブルダメージマジカルシャイン確定3発
C205ミライドンEF眼鏡流星群62.5%耐え
S:最遅
数値・技・特性全てが他のあらゆるポケモンと比べ頭抜けた性能をしていると常々感じて使用していました。
他伝説との圧倒的な差別点として、選出誘導能力が極めて高いことが挙げられます。
”全体技持ち・S操作持ち・倒すと火力増加”の特徴があるため、構築内で絶対に出せないポケモンや必ず出すポケモンが明確になりやすいです。すなわち、構築を見た段階で既に相手の選出がほとんど確定できてしまうことが少なくありません。相手の選出が順序を変えるだけのワンパターンになりやすいためこちらの選出や展開プランを一方的に押し付けられる点が、他伝説にはない独自の強みだと考えています。
【配分】
●火力
数値が高すぎるため、できる限り行動回数を稼げるよう耐久を厚くしても火力面の問題はないと考え、最低限のラインにとどめたいと考えていました。
ミライドンの調整はミラー意識のCSか少し素早さを落として耐久に回した型がほとんどだと考えていたため、耐久振りミライドンを意識した火力ラインを確保しました。
結果的にあまりAを削ることができませんでしたが、これ以上火力を落とすと立ち回りに影響が出てしまうため仕方がありません。130ブリザードランスを返してほしいです。
●耐久
環境に多い伝説群のうち、白バドとザマゼンタ以外は全て特殊アタッカーなので耐久はD方向をより意識する必要があり、またB方面はH振り切りだけで十分であることがほとんどでした。中でも環境に多い黒バドとミライドンに対する行動回数を強く意識し、それぞれ単体のみで自信をもって動かせるような調整にしました。C205ミライドンはそこまで数は多くないと考えつつ念のため調整先としましたが、本番想像以上に多かったのは驚きました。
●素早さ
前提として、白バドの素早さは高く・低く設定することでそれぞれ利点があります。白バドミラーは(一方がトリル軸の構築でない限り)トリルをせず盤面に居座って殴り合うため、Sが高い方が有利になります。一方、Sを落とすことでトリル下で暁ガチグマやテツノカイナ(同速)に対し上から動きやすくなるため、ミライドン軸にトリル展開を行う際に優位に働きます。
ある時までは追い風ミライドン構築のカイナが69-75辺りに設定されていることが多く、そのラインよりは遅くしつつミラーでできる限り上を取りたい気持ちからS66を検討していました。
S66
-最遅カポエラー-1 (環境に存在するワイドガード持ちに対しトリル下で先に動きたい)
-S63より速い(白バドの勇敢S個体値31にあたる数値)
しかし、カイナ側がスイッチ展開やトリル白バドを意識して最遅が増えたことを踏まえ、最終的には最遅であるS49に決めました。カイナとの同速が頻発するようにはなりましたが、逆にトリル下で同速勝負ができることによるメリットが大きかったので結果的にはこれで良かったと考えています。
【技】
ブリラン・トリル・守るは必須技。特に守るは、基本的に集中攻撃でしか倒されることがない白バドにとっては相手視点最も脅威になる技であるため採用必須だと考えます。
10万馬力はトリル下でコータスと合わせてカイナを倒し切る技として必要だったため採用を決めました。その他の候補としてはタイプ一致かつカイナや水ウーラに打点を持てる思念の頭突きと、水ウーラやカイオーガ、水テラスポケモンに刺さるタネ爆弾を検討していましたが、どちらも汎用性が低く使用回数が少なかった上、相手視点で地面技がないことによる圧力の低さが目立ったため採用には至りませんでした。
【テラスタイプ:ドラゴン】
構築上水技に対する耐性が晴れ依存であるため、カイオーガに対してある程度安定して戦うためには水耐性のテラスタイプが必須です。また、こちらが晴れ構築を使うためイーユイに対して受ける手段がないと困るため炎耐性も必要です。
該当するテラスタイプは水とドラゴンになりますが、それぞれ以下のような利点・欠点があります。
| 水テラス | ドラゴンテラス | |
|---|---|---|
| 利点 |
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| 欠点 |
|
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イーユイ入りミライドン構築が増える懸念があったためテラスタイプは直前まで悩みましたが、黒バドスタン系への勝率をできるだけ高めたかったことやミライドンにリスクなく電気技を打たせないことを優先して最終的にドラゴンを選択しました。
本番では炎ポン入りのミライドンが比較的多いように見受けられたためこの選択は正解でしたが、環境によって変えて良い部分だと思います。

ハバタクカミ
特性:こだいかっせい
持ち物:いのちのたま
テラスタイプ:フェアリー
おくびょう 132(12)-×-75-186(244)-155-205(252)
マジカルシャイン/シャドーボール/ムーンフォース/まもる
B:晴れ下A200ウーラオス水流連打+アクアジェット+珠ダメージ乱数意識
C:できるだけ高く
D:晴れ下C205イーユイダブルダメージ熱風+珠ダメージ乱数意識
C217黒バドレックス手助けダブルダメージアストラルビット+珠ダメージ乱数意識
S:最速
フェアリーテラス・命の珠・手助けの組み合わせでほとんどのポケモンを無理やり落とすことができるため、相手に見えにくいプランの形成ができます。特に、フェアリーテラスミライドン(耐久振り含む)に対して、テラス珠手助けムーンフォースで一発で倒せることはほとんど知られておらず、一瞬で試合が決まることも多かったです。その他、イーユイやガオガエン、耐久振り黒バドなど、ハバタクカミに対して行動保障があると考えているポケモンを無理やり落とすことで白バドへの対応プランを崩せるため、ゲームエンド級の影響力を持っています。
また、Bo3においては一度通すことができると相手はその対応に追われるため、こちらの別プランを簡単に通すことができます。伝説1体ルールにおいて、伝説以外で同等以上の火力要員がいると対応が非常に難しくなりますが、活性により盤面最速であり単体技・全体技両方をもつこのポケモン以上に適任の枠はいませんでした。
【配分】
●耐久
同速勝負が頻発するSライン帯であり、またテラスタルや手助けと合わせて無理やり倒しに行く動きをよく行う都合上、素早さも火力も削ることはできません。
ただこのポケモンは行動回数が一回増えるだけで試合の優位性が飛躍的に向上するため、できる限り生存可能性を高めるような調整を行いました。僅かな違いのようですが、大会前でも本番でもHP1で耐えることは少なくなかったのでとても重要な調整でした。
一般的にはH12振りよりHBDに4ずつ振り分ける方がステータス上昇が大きくなり効率が良いですが、今回の調整先に対してはHPに寄せる必要がありました。
参考として比較表を以下に表示します。
| H-B-D | 131-75-155 | 132-75-155 | 131-76-156 |
|---|---|---|---|
| H珠ダメ1 | 118 | 119 | 118 |
| C | 187 | 186 | 186 |
| 晴れ水流+アクジェ | 85.11% | 77.67% | 85.11% |
| W手助けアスビ | 37.5% | 31.25% | 37.5% |
| 晴れW熱風 | 37.5% | 31.25% | 37.5% |
| 妖ムンフォ→妖ミライドン | 130-153 73.8-86.9 |
130-153 73.8-86.9 |
130-153 73.8-86.9 |
| 妖+1ムンフォ→妖ミライドン(耐久配分) | 100.5- | 100.5- | 100.5- |
| 妖ムンフォ→イーユイ | 68.75% | 68.75% | 68.75% |
※表は自身の理解のための簡易的なものであり、また上表は全体の一部です。
【持ち物:いのちのたま】
火力を最大限高めつつ、ムーンフォース・マジカルシャインを適宜打ち分けられるようにするため命の珠を採用しました。また、トリックルーム最終ターンで着地し、トリル明けに備える動きも必要なため、守るが打てるようにするためにも珠が最適でした。

ウーラオス(れんげきのかた)
特性:ふかしのこぶし
持ち物:きあいのタスキ
テラスタイプ:ステラ
ようき 175-182(252)-120-×-81(4)-163(252)
すいりゅうれんだ/インファイト/アクアジェット/みきり
D:テラパゴステラクラスター意識
S:最速
白バドとの攻撃相性が良すぎるため、採用しない理由がありません。本構築においては晴れ下で繰り出すことも多く相性が悪いように見えますが、襷持ちのこのポケモンの最も強い技はインファイトだと考えているため天候の影響はそこまで感じませんでした。
白バドやテラパゴス、カイオーガ構築に対してこのポケモンの有無が勝率を大きく変えてしまうため、その点でも採用は必須だと考えています。
【配分】
●素早さ
襷持ちであれば意地っ張りにして火力重視での採用が多いですが、この構築においては下記理由から最速での採用にしています。
・スカーフ以外のイーユイは最速採用が少ないため、上から動けることによるメリットがかなり大きい(スカーフの場合は守れないためハバカミが上から倒しに行ける)
・悪ウーラオスに対し、ハバタクカミ・オーガポンと合わせて倒しにいけるように先に動かせるようにしたい
・構築に全体技が多く、白バド・ハバカミ・コータスの削りによってウーラが倒し切るために意地の火力を必要とする場面が多くない
【テラスタイプ:ステラ】
テラパゴス・タケルライコ・水テラ白バド・ザマゼンタに対しインファイトの火力を上げたい場面があります。盤面によっては手助けと合わせることで一気に倒しに行けることも多く、その場合には積極的に狙うようにしていました。
また、水流連打を耐えるようなラインである岩オーガポンやガオガエン、炎テラ白バド、晴れ下イーユイに対して1ターンで倒し切るプランを持っておきたいと考えて、その両方を強化できるステラを採用しました。

オーガポン(いしずえのめん)
特性:がんじょう/おもかげやどし
持ち物:いしずえのめん
テラスタイプ:いわ
ようき 156(4)-172(252)-104-×-116-178(252)
ツタこんぼう/パワーウィップ/このゆびとまれ/ニードルガード
H:ハバタクカミこごえる風+テラパゴスのステラテラクラスター意識
S:最速
ミライドン構築に対して行動保障のある指役が必要で採用しましたが、攻撃役やトリルの展開役はもちろん横の攻撃の補助としても十二分に活躍してくれました。特にオーガポン+コータスの並びはあまり知られていませんが、白バド構築等の全体技がない/全体技でコータスに触れない構築に対して非常に強いです。このような戦術幅を広げてくれるという点でも想像以上に強かったです。
【技】
蔦棍棒・この指・ニドガは採用理由または立ち回り上必要のため必須。カイオーガ等水ポケモンとカイナを触るために草技が欲しく、その中でできるだけカイナを大きく削りたかったためパワーウィップを採用しました。一度カイナに当てるとコータスの噴火や白バドの馬力圏内に入るためとても重要でした。

リキキリン
特性:テイルアーマー
持ち物:ゴツゴツメット
テラスタイプ:あく
ずぶとい 226(244)-×-123(172)-130-102(92)-78(個体値26)
サイコキネシス/イカサマ/てだすけ/トリックルーム
B:A238白バドレックスブリザードランス+A200ウーラオス水流連打72.35%耐え
D:C207タケルライコ活性流星群最高乱数切り耐え
S:無振り60族-2
猫騙しによって盤面形成を目指す構築、高速アタッカーに対して先制技で抗う想定の構築のどちらに対しても圧倒的に強く、自身の性能以上に活躍してくれました。特に本構築では非トリル・トリル展開両方で上から制圧しに行く動きを用意しているため、そのどちらに対しても相手に対応策を用意させないためにもこのポケモンは必須でした。
【配分】
●耐久
選出するのは黒バド・一部の白バド・テラパゴス・ザマゼンタが多く、黒バドから打点をもらいにくいことを考慮すると最低限のDを確保して残りをB方面に回すべきだと考えていました。また、ペリウーラ白バドに対してクッション役にする場面があるため、白バド+ウーラオスの攻撃を意識した調整にしています。
このポケモンは必要耐久に対して数値がギリギリ不足しており、ある程度確率を割り切った調整を行わないといけない点がとても難しいと感じました。今回の調整選択はある程度良いものだとは考えていますが、最善の調整は他にあるかもしれません。
自分用のメモに過ぎませんが、調整決定の際に確認していた比較表を参考として載せておきます。
| H-B-D | 225-121-105 | 226-121-104 | 225-122-104 | 226-122-103 | 225-123-103 | 226-123-102 | 225-124-102 | 225-125-101 | 225-126-100 | 225-127-99 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総合指数 | 12648.8 | 12639.9 | 12631.9 | 12621.8 | 12612.9 | 12601.8 | 12592.0 | 12569.1 | 12544.2 | 12517.4 |
| Wブリラン | 100-118 44.4-52.4 |
100-118 44.2-52.2 |
100-118 44.4-52.4 |
100-118 | 99-117 44.0-52.0 |
99-117 |
97-115 43.1-51.1 |
96-114 42.6-50.6 |
96-114 42.6-50.6 |
94-112 41.7-49.7 |
| 200水流 | 111-135 49.3-60.0 |
111-135 49.1-59.7 |
111-135 49.3-60.0 |
111-135 | 102-126 45.3-56.0 |
102-126 | 102-126 45.3-56.0 |
102-126 45.3-56.0 |
102-126 45.3-56.0 |
102-126 45.3-56.0 |
| 合算乱数 | 80.01 | 75.19 | 80.01 | 75.19 | 31.81 | 27.65 | 24.46 | 18.14 | 18.14 | 13.04 |
| 眼鏡テラクラ(テラなし) | 193-228 12.5 |
195-231 12.5 |
195-231 18.75 |
196-232 18.75 |
196-232 25.0 |
199-235 25.0 |
199-235 31.25 |
201-237 37.5 |
204-240 43.75 |
205-243 50.0 |
| 活性流星 | 187-222 83.1-98.6 |
189-223 83.6-98.6 |
189-223 84.0-99.1 |
192-226 6.25 |
192-226 6.25 |
193-228 6.25 |
193-228 12.5 |
195-231 18.75 |
196-232 25.0 |
199-235 31.25 |
| 備考 | 活性流星確定耐え | Wブリラン両最高乱数切り2耐え | Wブリラン確定3発 |
●素早さ
白バドの素早さを高め(S66)に設定していた時はそれより低い値として最遅(S58)にしており、これによってトリル下でリキキリンの方が先に動くことになり、白バドの特性発動機会を増やすことができました。
ただ、白バドを最遅に変更した関係でこの素早さ順設定ができなくなったため、相手の白バドを意識して素早さをできるだけ高めることにしました。一方で、相手ガエンとのS関係は明確にしておきたく、それを意識して少しだけ素早さを落とした調整になっています(調整中一度だけS79でガエンと同速になったためもう一つ落としました)。
【テラスタイプ:あく】
イーユイやガオガエンの悪技を受けることを想定したタイプ選択をしたいのですが、その際フェアリーテラスになると黒バドのアストラルビットが等倍になってしまいます。これは対黒バドを意識したトリル役としての役割を果たせなくなってしまうため、テラス後も黒バドにある程度強さを残せる悪テラスを選択しました。
イカサマを採用しているため、タイプ一致で打つことで黒バドや白バドにより圧力をかけられるという利点もあります。
別の選択肢として、ザマゼンタとの対面を意識してゴーストテラスを使用していた時期もありました。ゴツゴツメットと合わせて単体でザマゼンタと殴り合うことが可能です。
【持ち物:ゴツゴツメット】
水ウーラに対するクッションとして最も強い持ち物としてゴツゴツメットを採用しました。特に、ペリウーラ系統は相手のウーラオスをゴツメ+インファで倒すことができれば有利な展開で進められるので、その役割として重要でした。
他にも、敢えてパオジアンのかみ砕くや悪ウーラの暗黒強打を受けて襷を割りにいく動きにも使えるため発動機会はかなり多かったです。
【技】
トリルは採用理由のため採用。耐久ラインがギリギリのため火力に調整を割けない都合上、他ポケモンとの攻撃テンポを合わせるために手助けは必須です。
水ウーラとモロバレルを触る技としてエスパー技が欲しく、その中でダメージ・追加効果共に優秀なサイコキネシスを選択しました。サイコノイズは対カイナでは強いですが、ミライドン構築に対して選出しないことが多い都合上あまり対面機会がなかったため採用を見送りました。
イカサマの枠は、元々ナイトヘッドを採用していました。ナイトヘッドはガオガエンやピッピ、パオジアンを大きく削れる技であり、ザマゼンタに対しても安定して触れる技として重宝しました。ただ、ペリウーラ白バドの並びに対してゴツメを活かして選出するプランを採用して以降は白バドに打点が必要になったため、イカサマにしました。

コータス
特性:ひでり
持ち物:もくたん
テラスタイプ:ほのお
れいせい 177(252)-×-160-150(252)-91(4)-22(個体値0)
ふんか/ねっぷう/てだすけ/まもる
B:A238白バドレックスブリザードランス+10まんばりき確定耐え
C:特化
D:タケルライコ活性迅雷の乱数意識
S:最遅
トリルエースとして採用しましたが、ハバカミとのシナジー・水技の抑制・手助けによる補助・クッション性能と想像以上に幅広い活躍をしてくれました。もちろん火力性能は凄まじく、トリル下での制圧力の高さは言わずもがな、非トリルで一度攻撃を通すだけでも盤面が半壊し次ターンの攻撃を受けられなくなっていることも多かったです。
炎半減タイプであっても無理やり削ることができ、また他ポケモンに対してテラスを切ると途端にこのポケモンが受からなくなることも多かったため、このルールにおけるこのポケモンの評価がもっと高くなっても良いのではと感じています。
【技】
噴火は採用理由。守るもトリル展開を行う上で必須です。
手助けはトリルしない状態でも柔軟に動かす上でとても強く、特にハバカミとの並びでは攻撃タイミングが合わないところを手助けがあることでカバーできます。また、トリル下でタケルライコと対面することも多いですが、その際横の白バドに手助けを打って迅雷を透かす選択肢があるため相手の行動を制限できるという利点もあります。
熱風についてですが、この枠はウェザーボールと選択でした。技としては熱風の方が汎用性も高く強いと感じており、特に非トリル下で動かしやすくなるためできれば外したくない技です。
一方、全体技のみの構成だとワイドガード持ちに極端に弱いです。特にワイガ持ちドーブルとザマゼンタに対してかなり窮屈になってしまうため、その点において単体技が欲しくなります。また、ウェザーボールは白バドレックスを残HP依存なく倒せる点が強いです。
どちらが良いかは環境や立ち回り次第な気がしていますが、大会本番では熱風を採用しました。特に困ることはありませんでしたが、変更の余地はあるかもしれません。
選出・立ち回り
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本構築は対面的な性能が高いポケモンで固めているため、相手の選出や展開プランに対して適切に選出を合わせることで最大限強みを発揮します。そのため、同じ伝説・構築に対しても細かな技構成・持ち物・テラスタイプの違いによって選出や立ち回りを変える必要があります。
以下に各伝説・構築に対しての選出や立ち回りを記載しますが、あくまで想定上の選出候補や立ち回りの指針を示すにとどめます。
黒バドスタン
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選出①
先発
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後発
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選出②
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選出③
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基本的にはキリン+コータスでのトリル展開ができれば概ね有利に立ち回れます。注意すべき点は、トリルを貼るターンにどのような黒バドが盤面に残るか(積み技・テラスタイプ・持ち物・技)を考えることと、コータスの技を受けて返しで倒されるタケルライコの倒し方です。この内容を頭に入れつつ相手の初手に合わせて適切に削り・トリル展開を行えば基本的にはこちら主導で試合を進めることができます。ピッピやモロバレルのような対トリル性能が高いポケモンがいる場合にはコータス着地タイミングにも注意しましょう。白バドはあくまで削り役のイメージで、コータスに一掃役を任せる気持ちで問題ありません。
また、ハバタクカミを選出する場合には白バドやコータスが倒しにくい相手を無理やり落としにいくよう心掛けて動かすのが基本的には良いです。晴れ下のハバタクカミは相手視点指役でサポートしつつ黒バドで2回動くしか倒す手段がないことが多いため、先発ハバタクカミの場合には積極的にテラスを切って圧力をかけていきます。
妖テラス等の耐久を重視した黒バドの調整によっては最速ハバタクカミより遅い場合も少なくないです。Bo3においては耐久や火力から素早さをある程度推測することで、晴れ下でなくてもハバタクカミを動かせる場合もあるため、試合中黒バドの調整について探りを入れる重要性はかなり大きいです。
黒バド追い風
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選出①
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選出②
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選出③
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基本的には黒バドスタンと同じ方針です。この系統の構築はイーユイやイエッサンと合わせて強力な技を押し付けてトリルを阻止してきますが、一方トリル下でコータスが着地すればほぼゲームエンドですので全力でトリルを決めにいきましょう。
また、黒バドイーユイのように相手が極端に前のめりな選出になると途端にハバカミコータス初手に対応できなくなるため、そういった選出を誘うプランも重要です。
ミライドン追い風
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選出①
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選出②
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展開は構築経緯(3)項で説明したものとほぼ同じ想定です。ハバカミコータスによるミライドン瞬殺プランを実行すると、相手はミライドン炎ポンのような選出をせざるを得ないため、そこに初手岩ポンを合わせることで引き続き優位に戦えます。
基本的には最後にハバカミかコータスで一掃するイメージで展開します。コータスは一見ミライドンに攻撃が通らないように見えますが、ハバカミ対面やドラゴンテラス白バドに対して簡単にテラスを切ってくれるため、噴火や熱風の一貫ができることは多いです。
ミライドン壁
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選出①
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選出②
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選出③
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後発
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壁展開をしてこない相手に対しては追い風型と同様です。
オーロンゲについては早めに倒しておかないと電磁波による展開阻止を狙われるため、優先的に倒しましょう。ハバカミに電磁波が入ってしまった場合はトリル展開から動かすパターンもできるため、盤面に応じた柔軟な動きが要求されます。
白バドスタン
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選出①
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選出②
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相手のウーラとライコのどちらを先に倒せる展開になるかによって後半のプランが変わり、それぞれコータスか白バドorハバカミのどちらを最後に通すかを決めます。特にライコは処理が面倒になりやすいため、倒せそうな盤面ではステラインファや岩テラ蔦棍棒で落としにいく想定はしておくべきです。
白バドミラーにおいては白バドを前投げして殴り合わせる想定にしている構築が多いため、相手に全体技が白バドのみの場合にはコータス前置きで圧力をかけても良いです。ライコ後投げから受けられる盤面ではないため、テラスタルを強要した上で盤面を半壊させられることもあります。
白バドペリウーラ
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選出①
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選出②
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ペリッパーがいる構築の場合、コータス展開は相手の初手依存になって安定しないため、素直に殴り合うプランを取ります。その際、雨スカーフウーラを止める方法が構築上乏しいため、ゴツメキリンを上手く使って数的有利を取っていきます。
このマッチアップはとにかく数的不利になると途端に厳しくなるため、その点を強く意識して立ち回る必要があります。逆に、相手のスカーフウーラを倒すことができれば、残りはこちらのポケモンで有利に戦えることが多いです。
ザマゼンタ
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選出
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ザマゼンタにワイドガードがない場合はトリルコータス+ハバカミで比較的簡単に勝てるため、ワイドガード持ちの想定で進めます。
ザマゼンタに対しての削り手段が珠ハバカミ・ウーラ・ゴツメ(キリン)になるため、これらをうまく合わせてザマゼンタを削り切ります。ザマゼンタは前投げされることが多いため、相手の先発を見てある程度プラン立てが可能です。
構築上先制技を持つ物理ポケモンが多い傾向にあるため、リキキリンを優先して投げたいです。そのため、白バドは選出しないパターンも少なくありませんが、他のパワーが高いこと、白バドを選出しないこちらのポケモンに対してザマゼンタがあまり火力・耐久を発揮できないことから大きくパワー負けすることはありません。
テラパゴス
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基本はブリランでウーラ圏内に入れることが目標になります。テラパゴスの性質上、耐性テラスタルは切らずに余る傾向にあるため、岩ポンやウーラオスに切ることが多いです。頑丈や襷でHP1であっても積極的に切る必要がある場面は少なくない印象です。
テラパゴスの展開補助がどういった傾向かに合わせて選出を決めます。猫騙しによる展開であればリキキリンを、指系であればハバカミを選出したいです。ハバカミイーユイとセットになっていることもありますが、この場合にはコータスを選出してトリルによる展開も視野に入れた方が良いです。
あとがき
ここまでの閲覧ありがとうございました。
伝説ルールは構築内のパワーバランスや各構築の相性が歪になりやすいのですが、その中でも今回の構築は均整の取れた仕上がりになったと満足しています。自身の構築の組み方として、構築パワーを高めに設定しつつ環境考察とメタ要素でバランスを取るのが得意だと前々から感じていましたが、それが発揮できるルールだったと感じました。
2年ぶり2回目のWCS出場だった今回は、前回目標として掲げたものの達成できなかったDay2進出をすることができたのでとても満足しています。構築の完成度も高かったので、その強みを活かして世界の最上位プレイヤーたちと渡り合え、白熱した対戦ができたことも良い体験になりました。
一方で、最上位プレイヤー達のプレイングの安定感や土壇場での勝負手の通し方を目の当たりにし、自分との差を痛感することが多かったです。前回出場した時もそうでしたが、WCSでの対戦や交流でしか学べないことはとても多いと確信しています。今回の経験を来年以降に活かしていければと考えています。
来年のWCSルールはまだ未定ですが、大方の予想ではGSルール(伝説2体ルール)になると言われています。2年間初めて出場したWCSルールと同様であり、また前述の通り自分が構築を考えやすいルールだと思うので、来年も本構築以上の自信と完成度を携えてWCSに参加できるよう頑張ります。
最後に、繰り返しになりますがここまで読んでいただいてありがとうございました。構築に関する感想や質問がありましたら私(@take_grand)にいつでも連絡下さい。また、意見や改善点等ありましたら是非教えていただきたいです。
〈special thanks〉
構築の調整や練習に付き合っていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
ユーカリ君(@yuukari_circle)
わいぽんさん(@Y0PON)
〈おまけ1〉
今年は日本人に当たらなくて”世界”を感じられて良かった
でも強い人当たりすぎでは…?Brady Smith, Davide Carrer, Luca Ceribelli, Gabriel Agati, Marco Silva, Nikolaj Nielsen…
名前知ってる人ばっかりで全員強かったし対戦は楽しかった
大会の楽しみとしては満点だったけど、結果を考えると不利すぎる気も

とりあえずチャンピオン(Luca)に勝てたのはずっと自慢しようかな
〈おまけ2〉
今年は公式配信映らなかった…
3年連続出場ならず

ここに名前載っただけでも光栄やったけど
来年の目標はWCS配信卓
