grandな独り言

思考を長々と書き連ねただけ

【VGC2024】2024年の構築の振り返り

どうも、grandです。

 

2024年も年末を迎えました。今年は自身2度目の世界大会出場に加え、たくさんの方と交流することができ、思い出深い一年となりました。関わってくださった方々ありがとうございました。

今年も自身の一年のまとめとしてVGC2024で使用した主な構築とその経緯について、当時の状況とともに記録を残そうと思います。

自身の備忘録として残しておくものではありますが、今年一年の環境を振り返りつつ読み物として楽しんでくださる方が少しでもいれば幸いです。

 

 

 

1.レギュレーションF (1/4-4/30)

POWER6

使用時期:PJCS2024予選第1回 (2/2-2/5)
実績:PJCS2024予選第1回 予選抜け

妖@ブエナ ムンフォ/マジシャ/こご風/守る

悪@襷 暗黒強打/インファ/不意打ち/見切り

霊@珠 大地/ヘド爆/挑発/守る

炎@竈面 蔦棍棒/ウドハン/この指/ニドガ

電@チョッキ 迅雷/竜波/ネット/バクア

鋼@種 ウドハン/グラスラ/猫/守る

 

 

 今年の予選抜けを達成した構築。Suicaさん(@mihono_suica)との合作で、以下の記事にて詳細を記載している。
(構築経緯や個別解説、調整部分を自分が、立ち回りをSuicaさんが執筆を担当)

note.com

 インターネット予選に持ち込む構築の要素として考えていた、「高火力押し付け」「動きや初手のパターン化」に合致する並びとしてSブーストこご風ハバカミ+悪ウーラ+最速炎ポンを考え、これらを軸にバランスと立ち回りの幅を広げるよう相談・調整したことで完成した。

 特に、結果的に第1回予選で勝ち馬となったチョッキエレキネットライコと、初見狩りながらトリル系に圧倒的に強い霊テラス挑発化ランドの採用が大正解だった。
 自分では考察が至らなかった点ではあるが、この辺りの採用を柔軟にできるとBo1や予選形式では機能しやすいことを今までの傾向から感じていたため、今後の予選に向けた構築作りではこのような環境に合った選択を積極的に採用する考えは念頭に置いておくようにしたい。

 2023年では予選抜けが3回目のギリギリであったため予選に対する不安が消えない中での参加だったが、今年は1回目で抜けられたことでその後落ち着いて考察を進められたのはとても良かった。逆に、昨年は予選の回を追うごとに焦りが出てしまい、考察や構築に幅が出なかったのが反省点だったので、来年は1回目予選に対する意識と落ち着いた考察を心掛けたいと考えている。

 

地震メタグロススタン

使用期間:PJCS2024予選第2回 (3/1-3/4)

鋼@ゴツメ エアスラ/神速/アンコ/追い風

地@珠 バレパン/地震/冷パン/守る

ステラ@襷 氷柱/不意打ち/聖剣/守る

鋼@雫 水流連打/インファ/アクジェ/見切り

炎@チョッキ ウドハン/グラスラ/馬力/猫

妖@スカーフ ゴルラ/マジシャ/トリック/悪巧み

 

 第1回予選からタケルライコの数が急増したため、これを強く意識して構築を作成した。チョッキネットライコに対しては追い風+ネットや威嚇が効かない地面テラス地震グロスがテラスを切らせることなく倒せる(数が多かった妖テラスはグロスの前で切りにくい)、瞑想ライコに対してはアンコールが通ると考え追い風アンコカイリュー地震グロスを軸にしている。
 環境で多かったS操作もハバカミのこご風・電磁波、トルネ・エルフの追い風であり、それらに対してもカイリューグロスの初手が安定していたため、とても対応範囲の広い並びだと考えて予選に持ち込んだ。既に予選は抜けていたため上位入りを目指して取り組んだが、結果としては奮わなかった。

 従来のパオカイのテンプレであった精神力鉢巻カイリューではなく、シングルにて主流のマルスカイリューを柔軟に使いたいという気持ちが昨年からあり、意識的に採用してみたいという背景があった。結果としては初見狩り要素がとても大きいものの、役割を明確にすればかなり刺さるポケモンであると感じた。

 今回のカイリューに限らず、既に数を増やしている型ではない別の型については、よほど考察段階で有用であると判断する場合を除き採用のハードルが高くなってしまっていた。ポケモン対戦を長く続けている弊害なのか年齢の問題なのか、明らかに考察の柔軟性に欠いていると感じることが増えたのが今年の印象だったため、今後も少しでも強い要素がありそうな型については意識的に試してみるようにしたい

 併せて、このような新型の開拓はシングル環境が圧倒的に早いため、今年は特に意識的にシングルの情報を仕入れるよう心掛けた。自分がシングル対戦を行っていないため効果が薄くなっているとは感じるものの、考察や調整において参考になる部分も多々あったため、来年以降も積極的にシングル勢との交流・構築記事からの情報収集は続けていきたい。

 

竜舞カイリュー軸グッドスタッフ

使用期間:PJCS2024予選第3回 (3/29-4/1)

炎@珠 氷柱/聖剣/礫/守る

鋼@ダイス スケショ/アイヘ/神速/竜舞

鋼@ブエナ ムンフォ/こご風/電磁波/挑発

水@襷 水流連打/インファ/アクジェ/見切り

炎@竈面 蔦棍棒/この指/挑発/ニドガ

炎@チョッキ ウドハン/グラスラ/馬力/猫

 

 第3回予選にて使用したこの構築は、自身の学びや練習を意識した構築作りを行った。
 第2回予選にて使用した変型カイリューの使用感が想像以上に良く、カイリューの別の型を模索したいと考えていた。併せて、環境で増加傾向にあったHB振りSブースト電磁波ハバカミの使用感や対策を学ぶため、これらを軸として考察を始めた。

 また個人的に、主軸ポケモンを積み型にした構築を使うことに対し苦手意識があった。積める状況を作るという動きやその必要性をあまり理解できていないことが原因であると考えており、練習のためカイリューを耐久特化の竜舞型にして使ってみることにした。その他の取り巻きはパワーのあるポケモンで揃えつつ、炎ポンの挑発やパオの珠礫といった要素を加えてバランスを取るような組み方にしてみた。

 要素を詰め込んだ構築のため完成度としては正直かなり微妙ではあった。ただ、目的としていた各ポケモンの使用感の確認や、本戦に向けての環境調査や必要要素の考察としては十分な収穫があったため、個人的には結果以上に満足のいく構築と大会だった。
 何より、試してみたい要素を入れ、そのバランスを取るよう調整していく考察はとても楽しかった。

 

タケ3ビート

使用期間:第1回日野ヤコマオフ (2/10)
     出張あいオフ (4/6)
実績:第1回日野ヤコマ オフ 優勝
      出張あいオフ 3位

妖@眼鏡 マジシャ/シャドボ/ムンフォ/ジェム

水@スカーフ 水流連打/インファ/アクジェ/蜻蛉

毒@珠 氷柱落とし/巨剣突撃/礫/守る

電@チョッキ 迅雷/竜波/ネット/バクア

炎(水)@ダイス 種マシンガン/不意/胞子/怒りの粉

鋼@オボン ダストシュート/挑発/毒毒/守る

 

 

 レギュレーションFでのOTSのオフ会に参加するため組んだ構築。アラブルタケタケルライコ・ナカタタケヒロのタケ3体を採用している。

 レギュF考察の中で、マタドガス+ハバカミ水ウーラ+先制技持ち物理アタッカーの組合せが攻めのバランスが良く対策が難しいと考えていた。一方で、マタドガス自身は相手の守るや挑発の所在が分からないと使いにくいと感じており、これを解決できるOTSに持ち込んだ形で構築作成を始めた。

 中でも、エースアタッカーとして珠セグレイブを評価している。ガオガエンと急な耐性テラスによってでしか止めるのは困難だと感じていたため、これらを排除できる環境で使えるようにしたことで想像以上に活躍してくれた。

 マタドガスを上手く使った構築というのは数が少なく経験が浅かったのでとても扱いが難しかったが、見た目としても使用感としても最終的にはとても面白く気に入ったものになった。マタドガスOTS性能が凄い。

 

ウーラキリンビート

使用期間:PJCS2024本戦 (4/21)
実績:PJCS2024本戦 本戦抜け

霊@襷 ムンフォ/追い風/アンコ/がむしゃら

鋼@鉢巻 水流連打/インファ/アクジェ/スピナー

妖@眼鏡 マジシャ/シャドボ/ムンフォ/ジェム

炎@竈面 蔦棍棒/グラスラ/地団駄/ニドガ

岩@チョッキ ウドハン/グラスラ/馬力/猫

妖@ゴツメ サイキネ/ハイボ/サイチェン/トリル

 

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 本戦抜けを達成した構築。内容としては貰った構築をほぼそのまま使用したもの。

 たった20戦で450人→64人に絞る本戦はその他大会と異なり、抜けた構築がいわゆる「やりたいことごり押したもん勝ち」な内容になっていることが多いという昨年の結果分析から、構築バランスよりも構築のシステム性と全体のパワーに重きを置いた、”分かりやすく前のめりな構築”を使いたいとは漠然と考えていた。

 この要素を満たす構築として、当時流行っていたエルフキリン+ハバカミイーユイ悪ウーラといった並びが存在した。ただ、この構築は同系統に対するミラーへの対応が微妙に感じており、本戦に同系統が増える予想もしていたことから、何かしら差をつけられる要素が欲しいと考えていた。

 このタイミングでSuicaさんから本構築の6体の並びが強いと教えてもらった。この並びであれば、「同系統が悪ウーラ入りであることから水ウーラ採用による型の誤認を誘える」という初見狩り要素、「炎ポンのグラスラがキリン入り追い風に対して先制技で戦える」というミラーへのワンポイント要素を採用できており、かなり魅力的に感じたため本戦に持ち込むことを決めた。

 教えてもらった後すぐに、キリンのサイチェンと水ウーラの鋼テラスを採用することで更に初見狩り性能が上がると考えた。しかし、本戦当日まで隠すためにこの2つは練習では絶対使わないと決め、本番のみの採用にした。この取り組み自体にどれほどの効果があったかは不明だが、この2要素のおかげで結果を出すことが出来たのは間違いないため、ワンポイントとはいえ適切に採用できたのは良かった。

 実はこの頃、第3回予選で使用していたHB電磁波ハバカミを軸としたスタンを並行して考察していた。結果的に、この構築を使用した人達は本戦抜けできず、昨年同様「やりたいことごり押したもん勝ち」な前のめり構築が自分を含め比較的結果を残していることが多かった。環境考察や構築選択としては正しかったが、その考えを自分の中で確立できておらず構築にまで落とし込めなかったのは反省点だった。

 

 

2.レギュレーションG (5/1-8/31)

ミライパオカイスイッチ

使用期間:PJCS2024決勝大会 (6/1)
実績:PJCS2024 Best32

炎@珠 ドライブ/流星群/オバヒ/守る

霊@襷 氷柱/不意打ち/かみ砕く/守る

無@鉢巻 神速/燕返し/ドラクロ/ギガインパクト

無@メンハ じゃれ/シャドクロ/影打ち/トリル

妖@シルク ブラム/大地/ハイボ/守る

竜@チョッキ ドレパン/インファ/ワイボ/猫

 

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 PJCSは(最上位の対戦を除き)一本勝負なので、初見狩り要素を仕込みつつ明確なプランを採用した構築にしたいという思考のもと考察を始めた。

 まず、S操作の選択としてトリックルームを選んだ。白バド以外は素早さ勝負になることから追い風等のミラーが難しいと考え、白バド以外には対応できるトリル構築を選択した。
 トリルを使うにあたってどうしてもバレルの対策が必要だったが、CTSで完全に対応しようとするとどうしても構築パワーが落ちてしまうと感じ、伝説は白バドではなくミライドンを採用。

 ここで、ミライドン・トリル展開両方に対し、ゴリランダー初手投げが一見安定しており非選出率・初手率が極めて高いことに着目し、猫→蜻蛉返りの動きを咎められる守る+珠オバヒを採用してゴリラをカモにするプランを採用した。CTSでは初見での対応はほぼ不可能な動きだったので異常に刺さっていた。

 また、黒バドスタン系に対しても厚めにしたく、かみ砕くパオ+鉢巻カイリューを採用した。伝説環境初期ではテラス権が伝説に寄るという想定であった一方、この構築ではミライドンを雑に使うプランにすることで相手側のテラス権の想定を崩せるのではと考えていたため、無テラカイリューがとても通しやすいと感じた。

 ここまでざっくりとした構築経緯を羅列したが、細かな調整も含め今年作成した構築の中でもかなりこだわった内容に仕上がっていたため、構築記事をちゃんと書けばよかったと反省している。大会後は書くつもりで宣言していたのに、WCSのことを考えてたらタイミングを逃してしまった。来年以降は記事を書く機会も増やしていければ良いが…

 構築の完成度には満足していたが、結果は2勝2敗で25位で終了した。負けた2人が上手く、また自分のプレイングミスもあったため妥当な結果だったと考えている。
ただ、もっとしっかりと事前にプランを組んでおくことが特にこのレギュGでは重要だとこの2敗で感じており、それがWCSでの考察につながったため、振り返ると有意義な経験にできたのかなと感じている。

 

晴れ白馬スイッチ

使用期間:WCS2024 (8/16-8/18)
実績:WCS2024 Day2進出

竜@クリチャ ブリラン/馬力/トリル/守る

妖@珠 ムンフォ/マジシャ/シャドボ/守る

岩@礎面 蔦棍棒/ウィップ/この指/ニドガ

ステラ@襷 水流連打/インファ/アクジェ/見切り

悪@ゴツメ サイキネ/イカサマ/手助け/トリル

炎@木炭 噴火/熱風/手助け/守る

 

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WCSで使用した構築。詳細は以下の記事に記載している。

grand1023.hatenablog.com

 構築選択のために思い描いた要求を100%満たせる構築を作ることができたことが、自分史上最も満足のいく構築の一つになった理由だと考えている。

 対戦内容としては、想定していたミライドンと黒バドにちゃんと勝率が出せたのはとても良かった。負けた試合は実力不足の負け2つと下振れたもので、自分の実力相応の結果になったのは満足している。

 個々の対戦としては、Agatiとの対戦は最高に楽しかった印象が強い。「ミライドンに勝ちたい白バド」と「白バドに勝ちたいミライドン」のマッチアップとなり、お互いの作りたい盤面・通したい攻撃をお互いに理解して対話するような対戦にできたのが今までにない感覚で幸せな時間だった。彼とは試合後何度か会話する機会があったが、構築や立ち回りの考え方に共感できるところがたくさんあり、そんな充実した会話ができるだけの試合ができたことは最高の思い出になった。何年も前から憧れのプレイヤーだったので、話すのに若干緊張してしまったことだけが残念だった。

 一方で、対黒バドでMarcoに負けたのはレベルの差を感じた。単純なプランニング・立ち回りだけでなく、Bo3での情報の集め方や思考レベル・択の合わせ方が今まで対戦したプレイヤーの中でも圧倒的で、非常に勉強になる対戦だった。対戦後の感想戦もとても楽しく、また対戦してみたいと思った。

 また、謎の成り行きでこの構築を事前に使った数人から使用感や立ち回りの確認をしていた。特に、WCSでこの構築を持って行ってくれたわいぽんさんとは直前に調整や立ち回りについて話すことも多かった。自分の癖が出た構築で人に勧めるものではない気がしていたが、それでもある程度の結果を出してくれたことはとても嬉しかった。願わくばDay2まで行ければという気持ちもあったが、そこは勝てる構築に出来なかった自分の反省点かなと感じている。

 

 

3.レギュレーションH (9/1-1/6)

サザンサーフコノヨ

使用期間:S22 (9/1-9/30) 

鋼@眼鏡 悪波/流星群/大地/バクア

鋼@襷 ゴルラ/シャドボ/悪巧み/守る

鋼@チョッキ 憤怒/ドレパン/インファ/命がけ

鋼@珠 ドラクロ/地震/地団駄/守る

妖@オボン 花粉団子/胞子/怒りの粉/守る

霊@嘴 ブレバ/追い風/鬼火/守る

(悪@隠密 ムンフォ/袋叩き/追い風)

 

 レギュHが始まって最初に考えた構築。せっかくサザンドラをまともに使えるルールなので主軸で使いたく、攻め・受けそれぞれ相性が良いコノヨザルとサーフゴーと合わせてバランスを取りつつ前のめりな構築作りを目指した。使ってて楽しい構築に仕上がったので調整がとても楽しかった。

 9月中旬-後半にかけて同系統の構築が結果を残しており、この辺りのバランスを取った構築作成が上手くなっているのかと勘違いしていた。自分は特に結果を出してないので何も成長はしてなかった。

 

催眠ミロスタン

使用期間:てるチャレオンラインチーム戦#8 (10/5)

霊@襷 悪波/流星群/バクア/追い風

草@残飯 濁流/冷ビ/催眠術/とぐろ

草@オボン フェイタル/インファ/アシボ/猫

妖@ゴツメ 熱風/怒りの粉/鬼火/守る

岩@チョッキ ウドハン/グラスラ/馬力/猫

鋼@スカーフ ゴルラ/シャドボ/トリック/悪巧み

 

 ガブリアスカイリューの台頭で、耐久が高く氷技を持った水ポケモンの価値が高いと考え、ミロカロスを軸に考察を始めた構築。てるチャレルールがCTS Bo3だったため、ワンポイント要素を含みつつスタンダードな構築を目指した。

 ついでに、サザンドラをビート構築でなくスタン構築に採用して使えないか試してみたい気持ちもあった。オオニューラが大きく数を増やしたことでサザンドラの肩身が狭くなったタイミングだったので、襷追い風で逆に切り返すプランを考えていた。

 結果としては、構築自体は悪くない程度で、パワーも抑えめだったのであまり好みの仕上がりにはならなかった。やっぱりサザンドラは上からごり押しにしか使えないのかもしれない。

 

コノヨブレイズビート

使用期間:てるチャレオフラインチーム戦#2 (11/16) 

鋼@眼鏡 流星群/バクア/大地/熱風

炎@鉢巻 無念/ポルターガイスト/影打ち/インファ

水@オボン 憤怒/ドレパン/ビルド/守る

電@パワハ 流星群/エレビ/メテビ/電磁波

霊@襷 ムンフォ/追い風/日本晴れ/ミスフィ

霊@広角 ネズミ斬/袋叩き/挑発/守る

 

 

 初期環境から変わらず雨パが幅を利かせ続けている状況が面白くなかったため、初見狩りで倒してみようと鉢巻ソウブレイズ+日本晴れエルフーンを軸にした。
 晴れ炎テラ無念の剣でブリジュラスもペリッパーもワンパンできるうえ、削れてもHPを戻せる性能が面白いと感じ考察を続けていた。アシレーヌカイリューをごり押すことも多かった。また、ミストフィールド+貰い火によって、当時数を増やしつつあったワタコー系に対しても有利になれるようにしていた。

 使用率最上位のオオニューラに対して意識した結果、複数ゴーストタイプを採用したい気持ちになり、コノヨザルソウブレイズ+霊テラス2体という並びになった。
 また、上記要素も含め全体的に前のめりにメタを張るよう意識して構築を作ったため、筋金入り電磁波メテビブリジュラスのような変わったポケモンがピンポイント採用されている。ここまで尖った作り方で構築を考えることは個人的には珍しいが、普段と違った考え方で考察できて新鮮だった。

 毎度のようにサザンドラが入ってきているが、この頃にはサザンドラを使う気持ちは大分無くなっていた。この構築についてはイダイトウに強い枠として採用したが、ピンメタ以外では採用しなくていいかなということが多くなった。元々無理に好きなポケモンを使おうとするタイプではなかったが、その中でもレギュHではサザンドラをたくさん使えたのは楽しかった。

 

アローバンギサーフ

使用期間:シンギュラ (12/8)

炎@眼鏡 悪波/流星群/大地/熱風

水@珠 ゴルラ/シャドボ/悪巧み/守る

虫@チョッキ 岩雪崩/叩き/けたぐり/ロクブラ

草@隠密 ブレバ/追い風/鬼火/挑発

霊@襷 フェイタル/インファ/猫/守る

妖@オボン 花粉団子/胞子/怒りの粉/守る

 

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 OTS Bo3の大会に出るにあたり、レギュHの集大成として構築を完成させたいという思いで考察に臨み作成した。

 軸はアローバンギサーフバレルで、環境トップメタの雨・晴れ構築に負けないよう組みたかったため、それらに有利を取れる要素を多分に含んだ構築に仕上げた。Bo3用の構築としてバレルを採用したい気持ちが前々からあったので、そこも自然に採用できたのは満足している。

 オオニューラも採用しての5体はとても自信のある並びになり、使用感も良く納得の完成度だったが、ラスト1体が全然決まらず、結局大会当日に間に合わなかったことだけが後悔している。必要な要素は見えていたが、それに合うポケモンや型の調整が難航してしまった。
 最終的には炎サザンドラがギリギリ適していると思い直前に採用した(最後のレギュHという気持ちで採用してあげたかったのもある)が、活躍こそしてくれたもののあまり納得感がない状態だったのでできれば完成させたかった構築になってしまった。本当はあと数日レギュHを楽しめるが、もうやる気はなくなってしまった。

 

 

あとがき(今年の反省)

 ここまでの閲覧ありがとうございました。この記事は自身の備忘録として記録したものでしたが、少しでも面白く感じたり参考になることがあれば嬉しく思います。

 

 結果の総括としては、世界大会にも参加でき、目標であったDay2進出を達成できたのは満足しています。一方で、より良くできたはずのことを突き詰められていない点は多く、その点で最終結果に悔いが残ることも少なくありませんでした。

 細かな反省点は上でも書きましたが、構築面では環境に合わせて適切に(時に柔軟に)採用や動きを決めていく判断や思い切りを、プレイング面では(特にBo3では前戦を含めた)より大局的な思考を求められていると感じました。どちらも何をすれば向上する、という明確なものはない気がしますが、来年は意識して練習に取り組みたいです。

 Bo3での駆け引きの仕方や勝負所のプレイングは練習量と併せて経験が必要だと感じたため、強い人と対戦する機会を積極的に作りたいです。ただ、その機会を得るにはそのステージまで勝つ必要があります。そこに至るのは事前の考察や準備によって裏付けされた構築や立ち回りであり、それが自分でも可能であることは今年の世界大会で実感しました。今年のような経験を繰り返して、来年以降はこれまでより成長出来る機会が多くなることを願い、努力しようと思います。

 

 今年は昨年以上にたくさんの方と交流できました。今後も色々な方とお話できればと思っていますので、来年もどうぞよろしくお願いします。

 

 最後に、繰り返しになりますがここまで読んでいただいてありがとうございました。内容に関する感想や質問がありましたら私( @take_grand)にいつでも連絡下さい。また、意見や改善点等ありましたら是非教えていただきたいです。

 

 

 

 

 

<おまけ:今年のちょっとした思い出>

なにこれ

 

 

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予選当日に岡山旅行
旅行先で食べた「しあわせプリン」 これで予選抜けた

 

 

WCSの選手証
今年から名前・TN入りになったらしく最高に良かった

 

 

サザンドラex SAR を自引きした
配信していたが、間違いなく今年一番取り乱してた

そもそも配信を今年始めた
考察を話して思考の整理に使いたいと思って細々と続けているが、雑談ラジオ配信になりつつある
来年も細々と続けます

 

 

来年は何が起こるかな